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ビットコインのボット作成(その3)~ トレンドに乗ってみる

ボット開発

前回の投稿で自動売買のロジックを組んでみましたが、仮想取引で70万の損失というヘッポコな結果に終わりました。株やFXのコツは「トレンドに乗ること」らしいので、ちょこっとロジックに取り入れてみました。

※他のボット作成に関する投稿はコチラ

※取引所のAPIに関する投稿(サンプルあり)はコチラ

トレンドって何?

トレンドとは?…価格が上昇傾向であるか、下降傾向であるか、といった価格変動の傾向をトレンドと言うようです。

そして、トレンドに乗るというのは、上昇トレンドのときに買って、下降トレンドのとき売るという事なのです。当たり前のように思えますが、初心者は価格が下がってる最中に安くなったと思って買う(つまり下降トレンドで買う)傾向にあり、意識しないとトレンドに乗るのは難しいそうです。

移動平均線を使おう!

移動平均線とは、ある一定期間の価格の平均をプロットしたものです。期間は長いほど平滑化した値動きを示す曲線となります。移動平均線はトレンドの指標となりうるのです。

下の図はQUOINEの一時間足のチャートです。短期(緑)、中期(赤)、長期(青)の線が移動平均線で、期間は、短期10時間、中期21時間、長期100時間でプロットしています。期間が長いほど、長期的な値動きを示しているのが分かります。

売買ロジックを改良しよう!

では、前回のロジックに、トレンドに乗るという条件を加えてみましょう。

前回の変化量≧0 かつ 今回の変化量<0 かつ 今回のトレンドの変化量<0 のとき売り
前回の変化量≦0 かつ 今回の変化量>0 かつ 今回のトレンドの変化量>0 のとき買い

2000秒(200点分)の移動平均線をトレンドとみなして、サンプルのチャートデータで仮想的な売買をしてみました。売りは緑の点、買いは赤の点で示しています。

オレンジ色の線が2000秒の移動平均線です。2000秒にした根拠は…適当です。幾つかの値を試して、いい感じに平滑化できたっぽい値を採用しました。

※チャートの間隔は10秒です

仮想取引の結果は?

トレンドを加味した自動取引ロジックで、仮想取引した結果は下記です。

買いポイント数:1039
売りポイント数:958
手数料:0.00%
売り収益ポイント数:42
最大購入コイン数:10
総収益:4310円
手数料:0.15%
売り収益ポイント数:0
最大購入コイン数:10
総収益:-319140円

前回の評価と比較すると下記のように、収益の改善が見られます(といっても手数料0.15%の場合は全然赤字ですが)。トレンドって大事なんですね~。

手数料0.00%の場合の総収益:3890円→4310円(+420円)
手数料0.15%の場合の総収益:-706212円→-319140円(+387072円)

今回の結果で、自動取引のロジック組むならFXのことを勉強した方が良さそう、という事が分かりました。あたりまえか…

↓↓次回、FXのテクニカル指標を使ってロジックを組みます。
ビットコインのボット作成(その4)~ クロスで売買してみる

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